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ダーバン
南アフリカ最大の貿易港を抱えた、インド洋に面する常夏のリゾート・シティーで、人口の半分がインド系南アフリカ人からなる。ゴールデン・マイルと呼ばれる海岸にはリヴィエラの様に建ち並ぶホテルや高層アパートの前に、ミニ・タウン(24分の1の模型)、水族館、リックシャ(人力車)乗り場等の観光客用の施設が渚沿いに続き、典型的な娯楽都市の様相を呈している。ゴールデン・マイルは五つのビーチに分けられ、水上スポーツで賑わう。夏は鮫の侵入を防ぐため、沖合いにはシャーク・ネットが張られる。 港の方にはヴァスコ・ダ・ガマ時計塔、遊覧船ターミナル、英ボーア戦の勇士ディック・キングの像等がある。 町の中には英・ボーア戦の砦跡、博物館を附属したシティー・ホール、荘重な郵便局、南半球最大のモスク、インド人マーケット等がある。 ダーバン西方の内陸部に入ると、千の丘の谷間と呼ばれる眺望の良い起伏に富んだ丘陵地帯が広がり、ペズルではズルー族の生活ぶりを散見出来る。 更に西進すると、春のつつじの花が美しい州都ピーターマリッツバーグに至る。ここから北西30kmのハウィックでは落差95mのウムゲニの滝と105mのカークルーフの滝を見れる。 南海岸ダーバンからその南方のスコッツバーグまではステレリツィア・コースト、そしてスコッツバーグから東ケープ州との州境近くのポート・エドワードまではハイビスカス・コーストとして知られており、海岸沿いに観光施設が立ち並らんでいるが、特に冬季間の避寒地として有名である。冬場は又渚に押し寄せるイワシの大群と、それに群がる魚、イルカ、サメ、海鳥、人が興味ある光景を展開する。ポート・シェプストーンからは内陸部の山岳地帯へバナナ急行と呼ばれる狭軌の蒸気機関車が走っており、深さ400mの渓谷を持つオリビ峡谷自然保護区の近く迄走る。 |
北海岸
ダーバンから北方のバリトーまではシュガー・コースト、バリトーからトゥゲラ川河口まではドルフィン・コーストと呼ばれ、前者はホリデー・リゾートと内陸部の砂糖キビ畑で、後者では頻繁にイルカを見かけるので有名である。トゥゲラ川以北にはズルー族の影響を顕著に残す歴史的施設が多く、特にエショウェでは伝統的な生活様式を体験できる。又九つもの自然・動物保護区が集中しているので、ムプマランガ州と並んでアフリカ的な雰囲気が濃厚であり、しかも余り人手の入ってない保護区が特色である。 リチャーズ・ベイの北には海岸沿いに58kmも伸びるセント・ルシア湖があり、その周辺は海洋森林国立公園に指定されて、淡塩水湖の独特な生態系を見せている。この一帯は最近世界遺産地域としても指定され、海生動物や鳥類のメッカとなっている。特に夏季の夜産卵のために上陸する海亀と孵化した子亀の這い出す様は感動的な興味を呼び起こしている。北西部はウンクージ動物保護区に、北部はダイバーのメッカ、ソドワナ・ベイ国立公園に接っしている。 ドラケンスバーグ山脈
州西部をリストゥとの国境沿いに3000m級の秀峰が南北に走るこの国最大の山岳地帯で、雲上に突出する奇怪な高峰、緑豊かな山裾、雪景色を施した山頂等で強烈な印象を見る者に与えるし、縦横に走るハイキング・登山道路と山頂からの圧倒的な景色は足腰に自信がある者にはたまらない魅力として写る。山腹にはつい100年程前迄この地域に居住していたブッシュマン(サン)が残した壁画が散在しているし、山裾にはしょうしゃなリゾート・ホテルが林間に散見される。山脈北部と東南部は山岳国立公園となっている。 |